全国地ビールフェスティバルin一関
先日、2021年度地域づくり表彰で「全国地域づくり推進協議会長賞」を受賞した全国地ビールフェスティバル一関実行委員会。
創意と工夫を活かした優れた自主的活動で、広域的な地域づくりを通して、地域の活性化に顕著な功績があった優良事例として認められた理由を紐解いていきましょう。
一関市で初めて“全国地ビールフェスティバル in 一関”が開催されたのが1998年。
当時はたった25社のビールから始まりました。
毎年開催されたこのイベントは、少しずつビールの数を増やしながら、2004年(第7回)には59社のビールを集め、日本一を名乗るほどのイベントになります。
翌年2005年(第8回)には、実行委員会の方々の熱い想いが伝わり、決して県外で販売されることがなかった地ビールをイベントで販売、念願の47都道府県のビールを揃えることに成功!
このころから出店されるメーカーも増え、お客様もどんどんと増えていきました。
東日本大震災が起こった2011年。
開催は危ぶまれましたが、多くの方々の協力を得て、無事に第14回目を開催。復興に向けて前進します。
その後も出店する地ビール会社は72社まで増え、一関市にはなくてはならないイベントとなりました。
2020年(第23回)、2021年(第24回)は残念ながらコロナ禍のため、たくさんの人が集まって地ビールを楽しむイベントは開催ができませんでした。
しかし、どんな状況であってどうすれば開催できるか、形が変わっても地ビールを楽しんでいただきたいという想いが、地ビールファンを熱くさせることでしょう。
ちなみに、オンラインも含めると24回も開催されている“全国地ビールフェスティバル in 一関”ですが、どんなにたくさんのお客様が願っても変わることのない部分がいくつかあります。
そのうちのひとつを今回、ご紹介します。
それは・・・イベントが終わる時間。
第1回目は19時で終了しましたが、第2回目以降は20時で終了。
お酒が大好き!たくさんのビールを味わいたい!という方には少し物足りない時間でイベントが終わってしまいます。
しかし、これも、飲み足りない、もう少し遅い時間までお酒を楽しみたいという方が、市内の飲食店へ繰り出し、市内の飲食店が潤うためのしくみづくりだったりします。
“全国地ビールフェスティバル in 一関”だけでお客様を満足させることなく、一関市を満喫していただくためのこの方法。
「全国地域づくり推進協議会長賞」を受賞した理由が納得できますね。
参考:地域づくり表彰HP
https://www.chiikizukuri.kok.or.jp/
地ビールポスター歴史1動画
https://youtu.be/jOBaQSiTCbs